前回は改造のメリットについて話しました。
今回は
デメリットについて話を進めていこうと思います。
改造をする上でもデメリットを知っておくことは非常に重要です。
っと、その前に以下に用語解説を。まあ、用語解説はわからなくなったら見てください。。
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:ダウングレード:簡単にいうと、これを行うことにより通常のPSPを改造できる状態にもっていくことができます。
:ファームウェア(FW):略称、FWとよく書きます。パソコンでいうOSのようなものと思っていただければよいと思います(正確には違うと思いますが)。
:カスタムファームウェア(CFW):略称、CFWとよく書きます。ファームウェアを改造したものです。PSP界で超有名なハッカーであるDark Alex氏が開発してます。
:Dark Alex:ダークアレックスと読みます。CFWの開発者であり、PSP改造の主と言っても過言ではありません。超一流のPSPhackerです。
:XMB:PSPを完全に電源を落とした状態から、電源ボタンで起動したとき最初に出てくるメニュー画面の呼び名です(あのUSB接続したり、壁紙変更したりテーマ変更したりできるところ)。
:USBケーブル:PCとPSPをつなぐアダプタです。普通の家電でも市販されてると思います。USB接続するための道具です。
:ISO:アイエスオーと読みます。UMDディスクからゲームデータを吸い出したときに作られる、ゲームデータの圧縮形式のことです。改造したPSPはMSからISOを読み込むことができます。無改造PSPでは使用できません。
:CSO:ISOをさらに圧縮した圧縮形式です。正確にはcompressingISOと呼びます(まんまですね)。これも改造PSPで読み込めます。無改造PSPでは読み込めません。
:ブリック:何かの原因で改造したPSPが真っ暗な画面しか起動しなくなったこと全般を指します(要するにシステムが壊れた状態)。この状態だと、XMBは起動しません。
:セミブリック:簡単に言うとブリックの軽い症状のことです。あまりにもシステムに入り込んだ変更を複数加えない限り、おそらくほとんどはセミブリックでしょう。普通に穏便に改造するぶんにはセミブリック以外の症状に陥ることはまずないと思います。
:ブラックアウト:フリーズしたりして電源を落とすまで真っ暗な画面な状態になってしまうこと、またその真っ暗な画面をいいます。
:パンドラ:パンドラツールの略称。もとい、パンドラバッテリーとマジックメモリースティックを用いてリカバリーする方法のことをさす場合もあります。パンドラを使えば、旧型PSPならどのPSPでも改造可能な状態にすることができる夢のツールです。
:マジックメモリースティック(MMS):略称、MMSと書きます。ある程度の要領のMS(メモリースティックProDuoである必要がある)とWindowsのコマンドプロンプトというもので作成可能です。少なくとも私はこれで作りました。マジックメモリースティックに関しては何か特別に改造したMSとでも思っておいてください。後々、ある程度開設します。
:パンドラバッテリー:バッテリーに付属しているソニーが作成したリカバリー方法を使用できるようにしたバッテリーです。ただし、最近のバッテリーはパンドラ化することができません。なぜか、パンドラバッテリーというものは最近では市販されてます。正確にはJigkick Batteryといいます。作られた当初はそう呼ばれてました。
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では本題に入ります。
もし、仮に今手持ちのPSPを改造した場合のデメリットを以下にあげます(PSP-1000の場合)。
・改造したままだとSONYの修理に出せない(機械的な問題なら、正規のバージョンに戻すことで修理に出すことは可能だと思いますが)。
・CFWのバージョンが今後更新されるかどうかわからないので、将来的に改造できない可能性もないわけではない(その前に次期ゲーム機が出る可能性の方が高いけど)。
・PSP改造をきちんと理解した人でないと、変な設定変更をした場合、最悪PSPが二度と使えなくなる(セミブリックならパンドラで直せますし、リカバリーツールもあります)。
・FWのバージョンによってセーブデータの形式が違ったりするので、CFWのバージョンをあげるのを忘れていると、「セーブデータが壊れています」といわれて使えなかったりする(だからといって無闇にバージョンをあげる必要もない、その理由は後ほど説明)。だいたいこんなものです。
はっきり言って、どの問題もPSP改造をきちんと理解していれば回避できるまたは解決できる問題ばかりです。
要するに、
PSP改造を理解する努力を惜しまないなら改造して損はないということです。
かといって、私は改造を推奨するわけではありません。
改造は個人の私的利用範囲内でのみ容認されてます(黙認ともいう)。全面的に公認なわけではありません。
ギリギリセーフといった具合です。
全て自己責任というのがモットーです。何が起きても、PSP壊れても、全ては自己責任。そう心に刻んで改造に取り組んでください。とはいっても、そう硬くなることはありません。めったにPSPが壊れるなんて事態に陥りません。
予断ですが、私は今まで一回も壊れたことありませんし、ブリックもしたことありません。
良心的なブログが多々ありますので、そちらの方法を拝見して改造すればおそらく大丈夫でしょう。
はい、これで二時限目終了です。
次回はPSP改造の本題に徐々に入っていきます。